サーキットの娘たちへ-7周囲の人たちがやれることは？
長くなりましたが、最後に周りが気をつけることリストを書いておきます。重複する部分もありますが……。
■女性ライダーの周りによく知らない人がいたら、誰でどういう関係なのか聞く。
周りの人に聞いて裏を取る。
もしよくわからない人（SNSで知り合った等）なら直接の接触は避けるよう、お話なら私が聞きますと間に入りましょう。
■走り以外の写真撮影には制限時間を設けよう
全日本のようにピットウォークのような時間がない場合は、撮影希望者がいたらせいぜい2.3ショット。
その後話をしたいようであれば隣で話を一緒に聞きます。
写真撮影の終了は「はいありがとうございます！」で切って大丈夫です。
それでも終わりそうにない場合は、ライダーに話しかけて「はい戻ろう！」と促すといいでしょう。
これで文句を言うタイプはそもそもファンじゃないので次からは塩対応でいいと思います。
■ライダーと仲良くしたいがあまり周りから落としていこうと考えるタイプの人もいるので、気をつけてください。
ライダーへのプレゼントは受け取ってもいいが、自分へのプレゼントは受け取らないほうが無難だと思います。
だってライダーじゃないと走りでお返しできませんからね。
■写真が欲しいという理由でへつらわない
いつも撮ってくれているお礼をしたいなら現金とか、Amazonギフトカードとかにしましょう。（本来は仕事としてお願いするのが筋ですから）
もし、無料で撮影してもらった見返りにその人のために時間を割くことや、ライダーになにかをさせるということは望まれても断ってください。
断り方は至って簡単です。「練習があるので忙しい」とでも言いましょう。そして謝礼金を払えば解決します。
受け取らないと言われそうですが、そのつもりがありますよ！という態度を示しておくのがいいと思います。
- - -
◎ちょっと話がずれますが、書いておきたいので……
セクハラの項で書こうと思ったのですが、こちらに。
女の子が大人になる時に、自分は今まで子供として扱われていたはずなのに、急に周囲の目が大人の女性に向けられるようなものに変わるタイミングを感じることがあると思います。
例えば「胸が大きくなったね」等、体型をからかわれたり、異性関係を訊かれたり、性的な質問をされたりなど。
当事者からするとすごくびっくりするし、何より気持ち悪いんですよね。
チームの方も、微妙な年齢のライダーを預かる場合はこの変化に気づかず、ずっと子供として接してしまう場合があるかと思います。
また逆に、自分で判断できるだろうと思っていたら、子供らしく全然大人の悪意に気づかないってこともあります。
10代は難しい微妙な年齢です。まだやはり判断力が大人のそれとは違うのですが、言葉だけは達者なので、大人がよく見ていてあげないととんでもないことになっていることもあります。
私の高校の時の同級生で、学校の先生と付き合っていて、言われるがままに裸の写真を撮られてしまった子、ネットで知り合った30代の男性と真剣に付き合っていると言ってお金を取られてしまった子などもいました。
本人たちは当時は自分たちがいかに未熟で、大変なことになってしまったかなんて気づいていませんでした。むしろ友達間では自慢していたくらいです。
大人になってからことの重大さに気づいて辛くなってしまうこともあるかもしれません。
ちゃんと周りの大人が見ていてあげたいですよね。
よく見ていてあげないと、対応が遅れてしまいます。
どうか、よくライダーの話を聞いて、周りに気を配ってみてください。
（ヤマシタトモコという漫画家の作品で、「ひばりの朝」というお話があります。この作品ではそのあたりのことがうまく表現されています。もしあなたが男性で、娘さんがいるのなら一度読んでみてはいかがでしょうか。）
★イベント主催者が気をつけること
不審者の出入りに注意するのはもちろんのこと、女性に変な関わり方をしている人がいたら教えてくださいとライダーズミーティングで公言してしまいましょう。これで他の参加者にも問題の共有意識が芽生え、一緒に気を配ってくれることができます。
もし事が起きたら、サーキット職員を呼びます。
ここで一般のサーキットならば、まず職員が間に入って話を聞き、解決しそうになければ通報し出禁処置をします。
ちなみに通報してから出禁にすると、またその人物が場内に入ってきてしまったときにすぐにまた110番すればスムーズに連行されます。何もしていなくても入ってきた時点で通報できます。
人がたくさん来る場所では、割合的に困った人も多くなるのはしょうがないのですが、カメラマンに擬態しているタイプは目立ちやすいので対処もしやすいかと思います。
ライダー同士のトラブルは迂闊に深入りできないのですが、普段からお客さんと仲良くしておくと、困った人の情報も入りやすいかと思います。
余談ですが、私は女性なので、女性たちに起こるトラブルも似たようなことは経験済みです。また主催者でもあり施設管理者でもあるので、そういった人たちを排除することが容易ではないこともわかります。
よく「そういうやつはすぐに出禁にしろ！」と簡単に言う人がいるのですが、上で書いたようにできはするのですが、相手の行動を100%制限することは難しいです。
また、相手が精神的な問題を抱えている場合も多いのが現状です。
そういった場合、警察が間に入ってその方の家族などにコンタクトを取ってくれたりするのですが、それでもやはり行動を止めることは難しいんですよね…なんとも悩ましいことです。
■女性ライダーの周りによく知らない人がいたら、誰でどういう関係なのか聞く。
周りの人に聞いて裏を取る。
もしよくわからない人（SNSで知り合った等）なら直接の接触は避けるよう、お話なら私が聞きますと間に入りましょう。
■走り以外の写真撮影には制限時間を設けよう
全日本のようにピットウォークのような時間がない場合は、撮影希望者がいたらせいぜい2.3ショット。
その後話をしたいようであれば隣で話を一緒に聞きます。
写真撮影の終了は「はいありがとうございます！」で切って大丈夫です。
それでも終わりそうにない場合は、ライダーに話しかけて「はい戻ろう！」と促すといいでしょう。
これで文句を言うタイプはそもそもファンじゃないので次からは塩対応でいいと思います。
■ライダーと仲良くしたいがあまり周りから落としていこうと考えるタイプの人もいるので、気をつけてください。
ライダーへのプレゼントは受け取ってもいいが、自分へのプレゼントは受け取らないほうが無難だと思います。
だってライダーじゃないと走りでお返しできませんからね。
■写真が欲しいという理由でへつらわない
いつも撮ってくれているお礼をしたいなら現金とか、Amazonギフトカードとかにしましょう。（本来は仕事としてお願いするのが筋ですから）
もし、無料で撮影してもらった見返りにその人のために時間を割くことや、ライダーになにかをさせるということは望まれても断ってください。
断り方は至って簡単です。「練習があるので忙しい」とでも言いましょう。そして謝礼金を払えば解決します。
受け取らないと言われそうですが、そのつもりがありますよ！という態度を示しておくのがいいと思います。
- - -
◎ちょっと話がずれますが、書いておきたいので……
セクハラの項で書こうと思ったのですが、こちらに。
女の子が大人になる時に、自分は今まで子供として扱われていたはずなのに、急に周囲の目が大人の女性に向けられるようなものに変わるタイミングを感じることがあると思います。
例えば「胸が大きくなったね」等、体型をからかわれたり、異性関係を訊かれたり、性的な質問をされたりなど。
当事者からするとすごくびっくりするし、何より気持ち悪いんですよね。
チームの方も、微妙な年齢のライダーを預かる場合はこの変化に気づかず、ずっと子供として接してしまう場合があるかと思います。
また逆に、自分で判断できるだろうと思っていたら、子供らしく全然大人の悪意に気づかないってこともあります。
10代は難しい微妙な年齢です。まだやはり判断力が大人のそれとは違うのですが、言葉だけは達者なので、大人がよく見ていてあげないととんでもないことになっていることもあります。
私の高校の時の同級生で、学校の先生と付き合っていて、言われるがままに裸の写真を撮られてしまった子、ネットで知り合った30代の男性と真剣に付き合っていると言ってお金を取られてしまった子などもいました。
本人たちは当時は自分たちがいかに未熟で、大変なことになってしまったかなんて気づいていませんでした。むしろ友達間では自慢していたくらいです。
大人になってからことの重大さに気づいて辛くなってしまうこともあるかもしれません。
ちゃんと周りの大人が見ていてあげたいですよね。
よく見ていてあげないと、対応が遅れてしまいます。
どうか、よくライダーの話を聞いて、周りに気を配ってみてください。
（ヤマシタトモコという漫画家の作品で、「ひばりの朝」というお話があります。この作品ではそのあたりのことがうまく表現されています。もしあなたが男性で、娘さんがいるのなら一度読んでみてはいかがでしょうか。）
★イベント主催者が気をつけること
不審者の出入りに注意するのはもちろんのこと、女性に変な関わり方をしている人がいたら教えてくださいとライダーズミーティングで公言してしまいましょう。これで他の参加者にも問題の共有意識が芽生え、一緒に気を配ってくれることができます。
もし事が起きたら、サーキット職員を呼びます。
ここで一般のサーキットならば、まず職員が間に入って話を聞き、解決しそうになければ通報し出禁処置をします。
ちなみに通報してから出禁にすると、またその人物が場内に入ってきてしまったときにすぐにまた110番すればスムーズに連行されます。何もしていなくても入ってきた時点で通報できます。
人がたくさん来る場所では、割合的に困った人も多くなるのはしょうがないのですが、カメラマンに擬態しているタイプは目立ちやすいので対処もしやすいかと思います。
ライダー同士のトラブルは迂闊に深入りできないのですが、普段からお客さんと仲良くしておくと、困った人の情報も入りやすいかと思います。
余談ですが、私は女性なので、女性たちに起こるトラブルも似たようなことは経験済みです。また主催者でもあり施設管理者でもあるので、そういった人たちを排除することが容易ではないこともわかります。
よく「そういうやつはすぐに出禁にしろ！」と簡単に言う人がいるのですが、上で書いたようにできはするのですが、相手の行動を100%制限することは難しいです。
また、相手が精神的な問題を抱えている場合も多いのが現状です。
そういった場合、警察が間に入ってその方の家族などにコンタクトを取ってくれたりするのですが、それでもやはり行動を止めることは難しいんですよね…なんとも悩ましいことです。
